先日の衆議院選挙で2009年以来、15年ぶりの過半数割れとなった自民と公明の与党。
裏金問題や非公認とした候補者が代表を務める政党支部に対して2000万円の交付を行うなど、過半数割れも当然というような選挙だった。
にもかかわらず、自民党会派を増やし与党は変わらずの状態が続くかもしれない。
自民党会派に加入した6名とは
先日の衆議院選挙に無所属で当選を果たし、自民党会派入り表明をした6名。
- 世耕 弘成(せこう ひろしげ)
- 萩生田 光一(はぎうだ こういち)
- 西村 康稔(にしむら やすとし)
- 平沢 勝栄(ひらさわ かつえい)
- 三反園 訓(みたぞの さとし)
- 広瀬 健(ひろせ けん)
このうち上から4名は裏金議員であり、それにより自民党を離党、または自民党から公認されずに無所属という形での出馬だった。
また三反園氏も無所属ではあるが、2023年にはすでに自民党会派に入会しているため、実質自民党員と言ってもいいだろう。
広瀬氏については、今回が初の立候補となった。父は元大分県知事の広瀬勝貞氏であり、5期20年も勤め上げた立派な実績を持つ。
その父の広瀬勝貞氏が初めて大分県知事に当選した選挙では自民、公明の推薦があったということもあり、会派への加入に至ったのかもしれない。
つまり無所属とは名ばかりの5名が今回の自民党会派へ加入した形となった。
それにより自民党会派の総数は衆議院選挙で自公が集めた215議席に6議席が加わり、221議席になった。
今後、さらに4名の無所属議員の加入が示唆されており、そうなれば過半数に近い225議席となる。
過半数到達の鍵は国民民主党か
今回の衆議院選挙で目立ったのは、公示前から4倍の28議席を獲得した国民民主党だ。
国民民主党の玉木代表は国民の手取りを増やす政策を推しており、若い世代からの支持を集めた。
この28議席が11月11日の総理指名選挙でのカギになるだろうと言われている。
自民党の石破氏につくのか、それとも野党第一党の立憲民主党の野田氏につくのか、それとも、、、
国民民主党の玉木代表は立憲民主党野田代表との党首会談を断っており、総理指名選挙では自分の名前、つまり玉木雄一郎と書くと宣言しているようだ。
11月11日からの総理指名選挙でどうなるのか、玉木氏の総理指名選挙までの動きも気になるところである。
若い世代からの支持を集める国民民主党についても、後々掘り下げて記事にしていきたいと思う。
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